全日本ベテランズ テニス選手権 優勝の手記
平成18年11月2日
福永 俊介 (平成4年卒) |
スコアーボードを背に 優勝トロフィーを持って
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2度目の日本一は、思っていた以上に喜びが少なく、また優勝できたという安堵感が気持ち
の中の大半を占めていました。昨年、前年度チャンピオンとして挑んだ各大会では第1シードで
ありながら、1度も決勝に進めず、全日本は初戦負け。誰もがあの優勝はフロッグだと思ったに
違いないし、自分自身も全日本チャンピオンという重圧に負けてしまっていました。しかし、何度
も家族から「1回でも優勝できたのだから、何もそこまで気持ちを張り詰めなくてもいいのではな
いか」と気持ちを和らげてもらい、自分自身も「テニスを楽しもう」と、今年は考えを変えてプレーを
しました。もちろん、楽しむだけではなく、日本一努力することを前提に。
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結果は、大毎を優勝、関西はBEST8とまずまずでしたが、負けず嫌いな自分は全日本に向けて、
それまでの3倍努力することを決め実行しました。平日の早朝ランニング、土日のテニスの練習の
合間にもランニング。とりあえず走るメニューを多く取り入れ実行していき、体力負けがないようにと
考えていました。体力をつけるのは、非常に簡単です。走ればいいだけですから。でも、それが一
番辛いトレーニングなのは、誰もが知っていることだと思います。それを実行し、この辛い期間を乗
り切ったことによって、自分に自信が持てるようになり、自分のプレーをやり遂げれば、勝っても負
けても悔いは無いと試合中に考えることができたのが、良いプレーを引き出せた原因なのかもしれ
ません。
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試合は全部で5試合ありましたが、特に語る内容はありません。試合は誰かが勝って、誰かが負け
る。また試合に勝つ人間がすごいのではなく、試合までの取り組みがどうだったかが重要なことだと
自分は思っています。来年も、再来年も、10年後も、20年後も、今と同等かそれ以上に努力を続
けていき、心身を鍛えていきたいと思います。
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母と優勝の歓びを分かち合った
名古屋東山公園テニスセンターにて
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最後に、応援をしてくれる仲間、先輩、家族が多ければ多いほど、良いプレーができ、今大会は皆
様の応援が後押しとなって、優勝できたのだとも思います。大変感謝しています。ありがとうござい
ました。
以上
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